SS特論A

企業研修
「赤塚植物園 生物機能開発研究所」研修


生物分野の研修として、(株)赤塚植物園 生物機能開発研究所において企業研修を行いました。
地元企業が取り組む植物培養について知ると同時に
若い研究員の方々の研究に対する姿勢や、組織培養法などを学びました。

実施日時 2011/09/29(木)
15:30〜17:00


参加者 本校生徒1年生   36名

引率教諭         2名

場所 (株)赤塚植物園 生物機能開発研究所

研修内容   ・15:40〜16:10  赤塚植物園の取り組む植物生産についてのプレゼン
  ・16:10〜17:00  生物機能開発研究所・各種温室等見学

研修の様子


生徒の感想

◇良い細胞の見つけ方が、カビの中に置くという原始的な方法で驚いた。赤くなった葉や茎の植物は乾燥に強いということを偶然発見できたことを聞き、生物実験には運も必要だと感じた。処置をすることによって植物は病気に強くなったり、悪天候による影響を受けにくくなったりしていたが、人間に手を加えられていない昔の植物や、ジャングルの植物などはどのようにして生き残ったのか気になった。

◇私は園芸種の名前は知っていたが、それがどのように増やされているかは知らなかった。なので、組織培養法を詳しく説明してもらい、関心が高まった。芽を培地で育てるには、色々な工夫が必要なのだということが分かった。そして、放線菌から様々な抗生物質が発見され、私たちの生活に役立てられていることにも驚いた。病気に強くしようと実験している時に、偶然乾燥に強い苗を発見したという話を聞いてすごい発見には偶然もあったのだと驚いた。

◇FFCウォーターは、何故ヒトや植物によい影響を与えるのか気になった。焼いて丸くした石によってろ過をすることが水にどのような影響を与えるのか。また、水には水素系や酸素系、硬水や軟水と色々な種類があり、成分によってヒトや植物によい影響や悪い影響を与えると知り、同じ「水」であるのに違うことを不思議に感じた。植物を培養する際に寒天を使用することや、植物の細胞の一部を培養する方法は一体誰が思いついたのかと思った。